ドラえもん Wiki
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  • 『ドラえもん深読みガイド』(未収録)
  • てんとう虫コミックス・短編第6巻第6話『この絵600万円』(63頁)


[解説] 野比家の近くに柿原画伯が住んでいたのは昭和二十四年ごろであった。『タイムマシン』に乗ってその時代に行くと、空き地も多く、柿原画伯が下宿していたアパート「落目荘」を何とか見つけることができた。当時、柿原画伯は「家賃」や「新聞代」も払えず、「そば屋」や「米屋」や「酒屋」の集金がきても一円も払えない状態であった。そこへ、ドラえもんとのび太が絵を買いに行くと、初めての絵を買いに来たお客さんであるといって大歓迎された。好きな絵を持っていってくれと言われたが、代金を払うと、昔のお金ではなく、今のお金であったので、柿原画伯は「からかったんだな。ぼくを」と腹を立てて、プイと横を向いてしまった。 

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