ドラえもん Wiki
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  • 藤子不二雄ランド・ドラえもん第12巻第22話『空手ドリンク』(6頁、40コマ)
  • 小学一年生1976年8月号『からてドリンク』(6頁、40コマ)
登場人物
ドラえもん、のび太、のび太のパパ、ジャイアン、スネ夫、しずか、安雄
ひみつ道具
空手ドリンク

[要約] テレビで空手の実演をやっている。何とレンガ数段を手刀で叩き割っており、リポーターは「皆さんはまねしないでください」と視聴者に告げる。だが、それを見たのび太は真似してみたいとドラえもんに言ってみると、彼は「空手ドリンク」という飲み物を出してくれた。これを飲むと空手家のように肉体が頑丈になるという。

それを飲んだのび太は、本当に強くなったのかと日曜大工をしていたパパの所へやってきて、目の前で釘を打ってみせた。自信が付いた彼はこれならジャイアンにも負けないと、空き地へ向かう。案の定、空き地ではジャイアンが暴れ、みんなが怖がって逃げていた。それを見たジャイアンが得意になっている所、自信満々ののび太がやってくる。友達は恐々と状況を見守る中、のび太はジャイアンの手刀や跳び蹴りにも全く動じなかった。それどころか、彼がいきなり土管を叩き壊すと恐れを成して逃げ出してしまう。

だが、のび太は強くなった自分をもっと試したくてうずうずし、周りの友達にやっつける相手はいないかと追いかけ回す。そんな中、ブルドッグがのび太を狙っていた。のび太はチャンスだとばかり彼に襲わせるが、薬の効き目はすっかり切れており、大怪我をしてしまった。

それを見たドラえもんは「危ないからみんなはこんな真似やめようね」と読者に訴えているのだった。

  • オチでドラえもんが読者を意識したメタ発言を行う異色の作品です。
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